以前の記事で中央高速バスの新宿~伊那飯田線において、2席分をひとりにまとめて販売する「ひとりだけシート」の試験販売を開始したとお伝えしましたが、「好評につき適用便を拡大」と今月26日、highwaybus.comに掲載されました。


該当便 赤字(信南担当)が新規設定
【新宿発駒ヶ根行】
京王3601便( 6:50発)・伊那3613便(12:30発)・信南3619便(15:30発) 
【新宿発飯田行】
京王3701便( 7:00発)・伊那3715便(14:00発)・信南3721便(16:40発)
【駒ヶ根発】
伊那3602便(駒ヶ根市 4:30発)・信南3608便(駒ヶ根市 7:00発)
京王3622便(駒ヶ根市14:00発)
【飯田発】
伊那3704便(飯田BC 5:00発)・信南3710便(飯田BC 7:30発)
京王3724便(飯田BC14:00発) 
※土日祝日は対象外で料金は通常運賃に+1,000円です。

詳しくはhighwaybus.comトピックスひとりだけシート試験導入開始をご覧ください。

※当ブログで記事を書くに当たり間違いの無いよう注意しておりますが、万が一内容に誤りがありましても責任は負いかねます。
※詳細についてはhighwaybus.comにてご覧の方ご自身でお確かめください。


今月24日(日)に茨城県つくば市に行ってきました。
以前に記事にした連節バス【概略編】(2010.01.23)でご紹介したつくば科学万博が行われた場所です。
観光客として訪れるのならば…筑波山への登山やつくばエキスポセンターなど科学関係の博物館訪問でしょう。しかし、私の目的は違いました(笑)
あくまでも表題のように「バスを追いかける旅」です。

・元国鉄ドリーム号 747-9901
ブログ一番最初の記事国鉄 744-9901(2008.7.23)で紹介していますが、
大阪・交通科学博物館で展示されている車両と同時期に夜行高速バス「ドリーム号」として東京⇔大阪などに使用されていた車両がつくば市のさくら交通公園に保存展示されています。

大きな地図で見る





国鉄747-9901 日野RA900P(車体:帝国) ナンバー:足立2い3097(車内の表示から)


車両についての説明看板(さくら交通公園)


「国鉄」表記と「ツバメ」マークが懐かしいですね!

・高速バス「つくば号」
開業以前は都内から直行の交通機関が無く、常磐線+土浦駅などからバスを利用する形でしたが、1987(昭和62)年4月開業し東京駅⇔つくばセンター・筑波大学を結んでいる。
最盛期はおよそ80往復運転されていましたが、つくばエクスプレス(秋葉原⇔つくば)が開業したため半数のおよそ40往復で運転されています。つくば市内では官公庁や団地周辺のバス停から乗車できることが強みでしょう。

この路線には昼行高速バスには贅沢な「二階建てバス」(ダブルデッカー)が使用されることがあります。夜行高速バス「ドリーム大阪号」として週末など繁忙期につくばセンター⇔東京駅⇔大阪駅を運転されている車両を使用しています。
本来ならばドリーム号として使われた車両は土浦の営業所から東京の車庫に整備のため「回送」されるのですが、その回送する部分をつくば号として運転しているものです。


今回乗車した車両:D674‐03511(東京支店・足立200か・930)
つくばセンターにて
このつくば号について詳しいHPを紹介します。
せれがーら太郎さん
JR BUS MUSEUM(JRバスミュージアム) です。<注>
私もブログを含めて参考にさせていただいています。
せれがーら太郎さんはHPでも書かれていますが、JRバス関東土浦支店の現役運転士さんです。ブログでダブルデッカー車の運転日や路線・車両の解説など書かれています。
この記事をご覧になって「乗ってみたい!」、「もっと詳しく知りたい!」という方はぜひ足を運んでみてください。(せれがーら太郎さん 紹介ご承認ありがとうございます)

 <注>せれがーら太郎さんのHP・ブログ等はご本人の都合により2012年3月末閉鎖されました。また、つくば号でのダブルデッカー車運用は現在行われておりません。(2012年3月追記)



愛称:ツインライナー
運行開始:2005(平成17)年
運行路線:湘南台25(湘25)系統 急行
     (小田急・相鉄・横浜市交)湘南台駅西口⇔慶応大学


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神奈川県藤沢市の湘南台駅付近では以前から混雑が酷いため、待っていてもすべての方が乗りきれない状況が発生していました。またバスは増発していても折り返しする駅のロータリーは車が動かせない状況になっていました。そこで国・県(警察を含む)・藤沢市・慶応大学と神奈中が検討委員会を発足させ、現在のシステム※が出来上がりました。
導入のシステム
バスロケーションシステム:運行情報をリアルタイムにバス停の案内板や携帯電話等で、到着予測時刻や運行状況を知らせするシステム。
PTPS(公共車両優先システム):「Public Transportation Priority Systems」の略で、公共車両を優先させるシステム。

車両:ネオプラン・セントロライナーN4421(ノンステップ)




おまけ
 慶応大学を基点にフィーダー運行する「ふじみ号」


 


連節バス【神奈川中央交通編その2】は追って掲載します。
写真が無いというのは内緒です(汗)

運行開始:1998(平成10)年
運行路線:新都心幕張線 幕張本郷01(幕01)系統
       幕張本郷駅(総武線・京成)⇔海浜幕張駅(京葉線)⇔幕張メッセ・マリンスタジアム

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幕張新都心地区に幕張メッセやIBMなどの企業が出来たことにより、混雑が激しくなり導入された。
導入後10年を経過し、老朽化が見られるため神奈川中央交通の厚木地区で運行されている同じ車種に置き換えられる予定。
車両:ボルボKC‐B10M(車体:富士重7E)




※同じ系列(富士重7E)のボデー(松電10155号車)


付録(笑)




投稿は都合によりタイマー機能を使っています。

「連節バス」ってどんなバス?って方もいるかもしれません。
下の写真を見ていただくとわかるように、
通常のバス1台の後ろに運転席の無いバスを電車のように幌でつなげて走るバスを言います。

今回、京成バスで使用されている車両が入れ替えとの話が出ているようですので取り上げます。

・歴史
1985(昭和60)年
茨城県で開催された「つくば科学万博」のアクセスとして連節バスが営業運転をされました。 現在の常磐線ひたち野うしく駅の場所に臨時駅「万博中央駅」が設置され、会期中、臨時駅と会場を結んでいました。
万博終了後は一部が東京空港交通(エアポートリムジン)に引き取られ、都内の東京シティエアターミナル(TCAT)と成田空港を結ぶ路線に使用されました。 しかし、通常と異なる大きさのため国内での運行は各法律等により走行する道路や路線が限定されるため渋滞等による影響を受け、運行が中止されました。
 
1998(平成10)年:京成バス(当時、京成電鉄バス)
 千葉市の幕張本郷駅(総武線・京成)と海浜幕張駅(京葉線)・新都心地区を結ぶ路線に導入。
2005(平成17)年:神奈川中央交通(神奈中バス)
 神奈川県藤沢市の湘南台駅(小田急・相鉄・横浜市交)と慶応大学を結ぶ路線に導入。
2007(平成19)年:神奈川中央交通(神奈中バス)
 神奈川県厚木市の本厚木駅(小田急)と厚木アクスト(オフィスビル)を結ぶ路線に導入。
 ※この後の記事で京成バス・神奈中バスについてご紹介します。

・大きさを比較してみよう!
本来ならば写真でご覧頂けると良いのですが、ありませんので数字で…
 ・長さは?
  通常のバスは…およそ10.50m  連節バスは……およそ18.00m
 ・幅は?
  通常のバスは…およそ 2.50m  連節バスは……およそ 2.55m
 ・高さは?
  通常のバスは…およそ 3.04m  連節バスは……およそ 3.07m
 ・乗車定員は?
  通常のバスは…およそ   70人  連節バスは……およそ  130人

このように通常よりも大きなバスのため、国内の法律では特別な許可を得ないと運行することが出来ません。
 ※通常車両は三菱ふそうのノンステップバス、連節バスは神奈川中央交通の車両のデータです。
  比較のために一例を記載しました。
  この後の記事で京成バス・神奈中バスについて順にご紹介します。
 
 参考:神奈川中央交通 http://www.kanachu.co.jp/
    フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』連節バス



先日14日に松電本社にお邪魔したことは前の記事にも書きましたが、今回は24801号車を取り上げてみます。
<車両について>
登録番号:松本200か・422
日野 セレガR HIMR(ハイブリッド)HM-RU2PPER改 2004年式

本来この車両は松本北営業所(アルピコハイランド)所属の車であることは社番からもわかりますが、車両の表記を見てみると・・・


社番の前に本来表示されている「貸切」表示が消されています。
また社名が「アルピコハイランドバス」と書かれているところに「松本電鉄」と上から貼られています。
本社に駐車していることから考えると冬季間は上高地方面への貸切利用がないため、一時的に高速バスの増発用として使用されていると考えられます。

この漢、バスヲタにつき。HIMR車がラッピングに(湯さん)と
(仮)長野のバスかんさつにっき【松本電鉄】 HIMRに高速バスPRのラッピング(ホリデー横浜さん)
で紹介されていますが、今日松電本社に伺った際撮影出来ましたので紹介します。

・10520号車



    ↑ 公式側は「新宿」
 新宿へ、バスという、手もある!
  「か」 買い物
  「ぐ」 ぐるーぷで
  「わ」 わくわく
  「し」 新宿            ※非公式側は未確認

・10521号車

    ↑ 公式側は「名古屋」


    ↑ 非公式側は「長野市」
  隣に停まっていましたのでこんな画像ですいません・・・
タグ :松電

今日も「中央高速バス」は年末年始の混雑により増車されていました。
松本BT12時20分発新宿行5933便は

<1号車>10190号車↑
<2号車>10791号車・<3号車>10700号車

<4号車>10600号車↑ と4台運行でした。

※写真は別の日に松電本社にて許可を得て撮影


中央高速バスの新宿⇔伊那・飯田線、新宿⇔長野線京王便車内で無線LANによるインターネット接続が2月14日までの期間限定ではありますが無料で利用できることを新たなサービス 続々と・・・【中央高速バス】というタイトルで紹介しました。
このサービスが行われる前はバス車内では・・・
ネットPC(小型のパソコン) + ドコモの通信カード という組み合わせで接続をしていました。
たまたま試験期間中、該当する便に乗車する機会がありましたので接続までの流れ・感想をまとめてみました。

・ホームページを見るまで・・・
中央高速バスのホームページ「highwaybus.com」や座席ポケットに簡易説明書がありますが、無線LANに接続しホームページを見るまでの流れをパソコンの画面コピーを交えながら説明させていただきます。
※紹介する方法は試験期間中のみ有効です。
 正式サービス開始の際はワイヤ・アンド・ワイヤレスと契約をする必要があります。


①パソコンの無線LAN機能を「有効」にし、「wi2」というネットワーク名(SSID)を選択する。
  ・・・使用するOS(ウインドウズ)等により異なりますので省略します。

②「Internet Explorer」などインターネットを閲覧するソフト(ブラウザ)を立ち上げる。
  →自動的に京王バス専用のページが表示される → 「今すぐ使う」をクリック!


③必要事項・アンケート欄を入力する。 → 「利用規約に同意して送信する」をクリック!



 メールアドレス・生年月日(年/月/日) ・性別
 Q1.国籍を教えてください。
 Q2.高速バスをどのくらいの頻度で利用されますか?
 Q3.公衆無線LANをどのくらいの頻度で利用されますか?
 Q4.どのようにして、当サービス(バス内インターネット)をお知りになりましたか?
 Q5.外出先や移動中(空港、駅、バス、電車内、ホテル等)でインターネットを使えるのは便利だと思いますか?
 Q6.上記の質問ではいと答えた方に聞きます。どこでインターネットを使えると、さらに便利ですか?


④申し込み完了です → 「インターネットを利用する」をクリック!




・スピードはどのくらい出るの?・・・感想も含めて
テストできるサイトで調べてみました。

※あくまでも一例です。

パソコンの性能・電波状況・車内での利用者数などその状況により変わると思いますが、携帯電話(通信カード)を利用して接続したときと比べても体感的にはそう変わらないと思います。またバス車内の基地局(無線LAN親局)は運転士の後ろに設置されていますが、今回指定された席(9番)でもLANの電波が途切れることがなく通信できました。しかし、山間部などバス車内の基地局と外部接続が途切れることもありますので常時ストレス無くとはいかないですね。

アライアンス「CHANCE」が結成されてから様々な新サービスが生まれています。
・窓側・通路側、前方・後方といった「座席希望」
・男性と並ばない「女性専用席」
・インターネットのみで予約・決済が完結する「WEB回数券」など
いままでなかったサービスが導入され、便利になってきました。
さらに新サービス(試験導入)が・・・

・「ひとりだけシート」

先月12月14日からは試験的とはいえ、新宿⇔伊那・飯田線の一部便(伊那・京王の一部)では通常運賃+1,000円で「ひとりだけシート」(1人で2席占有)というサービスが始まりました。
車内でゆったり、またはパソコンを使って仕事をするにはなかなかいいアイデアだと思います。他社ではあまり聞いたことないですし・・・どのような結果が出るか見守りたいと思います。
利用できる便は・・・
新宿⇔伊那市・駒ヶ根市
<下り>
京王3601便 新宿06:50→駒ヶ根市10:20 / 伊那3613便 新宿12:30→駒ヶ根市16:20
<上り>
伊那3602便 駒ヶ根市04:30→新宿08:00 / 京王3622便 駒ヶ根市14:00→新宿17:45
新宿⇔飯田
<下り>
京王3701便 新宿07:00→飯田BC11:08 / 伊那3715便 新宿14:00→飯田BC18:20
<上り>
伊那3704便 飯田BC05:00→新宿09:15 / 京王3724便 飯田BC14:00→新宿18:15
平日のみ取り扱い土・日・祝日、および12/29~1/3は取り扱いなし

・無線LANサービス試験運用

こちらも先月12月14日から新宿⇔伊那・飯田線および新宿⇔長野線京王便(26台)で無線LANが2月14日までの期間限定ではありますが無料で利用できるとのこと。
このサービスはワイヤ・アンド・ワイヤレスの提供する無線LANサービス(インターネット接続サービス「Wi2 300」)を利用し、東京空港交通(リムジン)や京成バス、京急バスがすでに正式にサービスを開始しています。
このサービスについては実際に体験してきましたので別にまとめてみたいと思います。

昨年中はお世話になりありがとうございました。
本年もよろしくお願い致します。
遅ればせながらご挨拶まで。

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